神無月君主の記事をいつも読ませていただいているため、自分もそれに触発されて自分の使ったデッキの解説を行いたいと思います。
今回使ったデッキレシピ

1コスト
C 牛輔 4
C 李傕 4
2コスト
C 郭汜 4
SR 樊氏 3
UC 関靖 1
3コスト
R 鄒 1
UC 丁原 1
C 張横 1
4コスト 
C 徐栄 1
SR 呂姫 2
UC 梁興 3
UC 馬玩 4
5コスト
R 董卓 3
R 馬騰 1
R 趙雲 1
6コスト
SR 呂布 4
SR 馬超 2
兵隊
C 董卓親衛隊 2
UC 黄巾導師 4
計略
C 闘争本能 4

それぞれのコストごとになぜそれらのカードを選択したかを解説していきます。
1コスト
C 李傕 相方とペアで全勢力合わせて最強と呼ばれる1コスト。麋竺が④コストとのコンボなため1コスト武力1000を4Tまで残しておく必要があるのにもかかわらず、こちらは2コストとのコンボなため、2Tから積極的に使い捨てられる。更に逆順もコンボになっているため、こいつらのチャンプは基本的に永続的に使い捨てられる。4枚づつ積まない構築は黄巾のような別の1コストを重点的に置きたいデッキ以外ありえない。
C 牛輔
準最強で他の色にいけばすぐにでも4枚積まれそうな強カードなのだが、1コスト8枚体制は2枚以上来た際に準腐りうることがありえることを示している。つまり後半は弱いカード足り得るわけだが、それを補うべくSR 樊氏構築となった。

その他の1コストについては基本的に他の1コストが手札にないときしか活躍せず、更に武力が500しかいないため採用の余地はなかった

2コスト
C 郭汜
リカクの項参照。ただ、このゲームにおいてハンデスとドローどちらが強いかは基本的にハンデスだと考えが改まった。通常一番弱いものが捨てられるハンデスと、ランダムなドローはドロー優位であるのだが、このゲーム裏セットの性質上無駄なものがほとんどなく、ハンデスにより捨てられるものの質が非常に高いこと、群雄の勢力の性質上単品のカードパワーで勝負し、コンボ要素がないことから、お互い手札0に近いほど強くゲームができることが理由としてあげられる。
SR 樊氏
今回、ほかの群雄と比べ明らかにとる枚数が多いカード。理由は後半の強さ、前半の1500のバニラと比べても伏兵の種としてみれば弱くないこと。そして最大の理由がこの軍の3コストの弱さ。この軍の3コストの弱さは(他勢力でもめちゃくちゃ強いと呼べるのは潘璋、劉備くらいだが)かなりつらい。そのため、この軍の最強の3コストとして1コスト配備+樊氏を採用した。決まれば、実質カード1枚3コストで武力2000攻城2+α(1コストの能力)。
UC 関靖
超終盤盤面5分の場で引いてくると勝つカードかつ国力余りハンドの2Tのアクション。国力に求められる最大の条件は活躍する場が多いこと。
その他2コスト候補としては武力1500バニラズがあり得たが、8枚の2コスト体制に対し不要と判断され却下された。

3コスト
R 鄒
非常に強力なカード。2枚以上積みうるが、導師の優先順位が高かったため1枚のみの採用となった。
C 張横
4弾の伏兵はすべて最低基本スペックを満たしているため、3コスト4コストのものは最低1枚積むべきだと考えている、それくらい国力を消費しない能力は優秀。ただ、効果が微妙だったので1枚のみ
UC 丁原
武力2000か武力1500強化戦法か丁原か、ようはこういうことだとおもうのだが、どれも積まない選択肢もあったのだが、さすがに3コストがスカスカだったため国力のうち1枚を割きました。そのうえでこのカードを使った理由は、このゲーム武力2500攻城2が最初に出てくる攻城2このカードを止められないと大変なことになるケースが多いため、このカードを採用しました。これだけで採用1番手だったんですが、福次効果として馬である、麋ホウを止められるも選定理由に。 

基本的にスペック要員が弱いため採用したくない。コスト域

4コスト
UC 馬玩
この軍で最高の相手に押し付けるカード。いわゆる“対応できなければ勝つけど大丈夫?”枠。その押し付け度は劉備より圧倒的に高い。無双連撃が強力なため4枚採用可能。群雄をTier2からトップに押し上げたカードNo2。
UC 梁興
最強の伏兵にして、群を最強たらしめたカード。最強の伏兵を1,2コストの充実している群雄でだしたのは悪意すら感じる。このカードのおかげで後手群雄がまくりやすくなった。これまでは正当にしっかりとコストを払ってそれ相応の仕事をするカードしかないある種健全な、そしてある種つまらない(意外性の無い)カードゲームだったのがこの伏兵システムにより壊れる危険性を持たせてきた。それくらい伏兵というデザインは慎重にならなければならない。正直4枚積みたかったのだが、仕事を最大限するターンが4Tに集中していたため、やむなく3枚に減らした。それでも引けているかどうかで勝率が2割程度違うイメージのカード
ちなみに5段公明もおそらく壊れる系カードの系譜。3TにSR関羽が出てきたらゲームになりません。
SR 呂姫
非常に強力で正直4枚積んでもいいかなーと思ったのだが、本当に強力なのは6T以降なため、逆にいうと出して1Tラグがあるため採用2枚と少なめになった。ただ、ウルトラ強化戦法は非常に強力かつ、裏配備無限は、終盤に軽いカードを引きすぎて負ける群の長期戦プランに非常にかみ合うカード。馬玩いなければ4枚積まれていただけに非常に惜しい。ただ、環境次第ではいくらでも使われうるので今のうちに集めましょう。
C 徐栄
4コストからも国力を1枚。このカードは非常に蜀や呉など城を0枚にしても問題ない相手には強力なカードとして終盤強い4コストかつ、4コスト武力2500としての活躍が見込まれたのだが、明らかに大会に呉と蜀が少なかったため、採用しなくてもよかった疑惑あり

その他4コストとしてはSRチョウセンも選択肢になり得たのだが、若干悠長かつSR馬超の下位互換カードっぽかったので採用を見送った。

5コスト
R 董卓
いろいろと残念な5コスト帯が特徴の群雄だが、やはりこのカードはシステムが非常に強力すぎて5コストの顔として採用。ただ、2枚目以降が若干腐りやすいことから4枚でなく3枚に減らした。だが、依然このカードの強力さは変わらず。導師無双連撃の種としても攻城2が非常に大事であるためエース5コストとして採用に
R 馬騰
基本的にゴミなのだが、対群雄にのみ特効なため今回のメタなら2枚以上の採用もあり得た。のだが、やはり騎馬が十分枚数確保できないこと、群雄相手でも後手でのまくりに貢献しない可能性が高いことから採用は見送られた。ただ、非常に群雄には強力。奇襲+戦闘勝利時能力は簡単に壊れるためあとワンスパイスカードがあればいくらでもエース採用(4枚採用)されうるだろう。たとえば1コスト武力1000の騎馬で、生贄にすると対象の騎馬の武力1000上昇とか?
R 趙雲
世間ではもてはやされているカードだが、先手の勝ちを強くするカードであり逆に言うと後手では微妙。そのため正直積みたくない枠なのだが、それでも4000奇襲になる可能性は常に望ましくあり、そのために1枚積んだのだが、やはり先手の回ってる場で押し込みのために1役買っただけだった。
次点としてはUCホウ徳があり得る。低コストのチャンプアタックをするさせることを強要する素晴らしいカードなのだが、しょせん1枚では3500にしかならず3500とは相打ちするのみであったため採用から外れた。他に高順も世間ではよく見るが、これこそ先手でぶん回って城0の時のみ強い枠なため採用したくない。

6コスト
SR 呂布
4枚以外ありえないと思っている枠。というほどでもないのだが、神速が2番手である以上神速に対し有利を付けうる唯一(or燕人or結束)というほどでもないけれどもナチュラルに入る強いカード。更にいうとノーモーションでここまで捲れる唯一(or惇)というほどでもないカードは珍しい。4000攻城2というのもバニラである点で他の6コストに劣りうるがそれでも決して悪くないためぜひ4枚積みたい。
SR 馬超
非常に強力な3500奇襲。能力だけ見るならおそらく最強の3500奇襲。何せ勝ちを強烈に押し付けるすごいカード。ただ、3500に対してカード1枚使わないと相打ってしまうためそこは一工夫必要。この色は導師がナチュラルにデッキに入るのが素晴らしい。周瑜に次ぐ最高の押し付けムーブ。
その他6コストの選択肢として華雄や弓呂布もあり得たが、華雄は城2枚が群雄相手にカードじゃなかったため不採用。弓呂布は4000攻城2バニラに魅力を全く感じないため呂布の名前含め不採用。

計略
闘争本能
明らかに劣化武神の気迫なのだが、それでもなお最強レベルの計略。ないものねだりしても仕方ない。ただ、国力とカード1枚だけで2000あがるためこのカード(と魏の看破)の枚数によって勝率が決まることも多々。それくらいノーリスク武力2000上昇は強力。4枚ぜひ入れたい。

次点として黄巾の決起や妨害工作などがあり得るが、決起に関しては先手ゲーを加速させるカードなため不採用。妨害工作は今まではかなりゴミだゴミだと言っていて、確かに不確定ハンデスに黒1支払う価値は1回目の手札を見る能力込でもないと思っていたのだが、魏相手が明らかに惇引いた枚数ゲーになることがあり、惇を落とすというワンポイントヒッターでの活躍期待で1枚だけさしてもよかったのだが、不採用となった。

兵隊
黄巾導師
序盤国力、終盤フィニッシュブロー、馬超とコンボ、など異常に活躍を見込まれるカード。いつ引いてもそこそこうれしいは伊達じゃない。解説不要の超強力兵隊
董卓親衛隊
おそらく珍しいカードの一つ。このカードが今まで嫌われていた理由としては魏にバウンスされるとテンポとアドを大幅に損ねる。迎撃できないがついているため、基本的に毎ターン殴らないといけない。武力強化系カードのくせに戦闘確定前に配備しないといけないため相手の虚をつけないなど。しかし、それらの要素があってなお、やはり入れるべきだと考え採用に至った。まず、最近は魏のバウンスはそれほど採用されていないことが一つ。続いて、攻城2が3枚採用されたこと+SR呂姫により、毎ターン殴りたい武将の選択肢が大幅に増えたこと。そして、最後に、このゲームは疲弊状態の武将を狙えるため、メインの強化カードであっても、それほど問題ないということ。逆にこのカードは+1000が常時残り続けることのメリットが非常に大きく、これはあたかも超強力強化カード専心の呼吸の+1000して次の+1000を保証されているのに似ている、あちらと違い、これは1回国力を支払えばいい点の素晴らしい。具体的には先手の曹操の攻城はこの色では5ターン目をスキップしない限り絶対に止まらないし、その止め方は大幅にテンポを失うため、先手の5T曹操はただで壁を2枚くれてやる形になってしまう。しかも返しで曹操を殺すには闘争本能がないと厳しく、6T配備武将3500に迎撃されると使うことを強要され、曹操相手に3000の疲弊をさらす結果となってしまう。しかしこのカードを使えば、曹操に4000で殴り掛かれ、更に、返しにさらすのが4000の疲弊である。この違いは非常に大きい。特に武力を1000あげると魏、呉はカード1枚使わないといけない。それくらい1000上がる兵隊はしっかり調整しないといけない。この4弾環境では非常に強力な兵隊であるといえる。

その他の選択肢としては匈奴強奪兵などがあり、先手で武力1000につけるとイージーウィンだったのだが、①先手を強くするカードはいらない②先手でつけても、武力1000配備+訓練で簡単に死ぬという2つの事象のせいで最後の最後で抜けてしまった。(代わりに親衛隊が入った)

以上が自分が使ったレシピとカード選択の理由です。すべて大会終わった後でも感想はかわらないため、デッキとしての完成度は満足の行ったものでした。そのため逆に言うと優勝できなかったのは非常に悔しかったです。
ここまで自分を真剣にさせてくれた三国志大戦TCGに感謝します。


PS 公式のレシピにPR鄒が入ってましたが自分は入れていません。おそらく優勝したレシピも入ってましたがあれもウソでしょう。あと特に相談などまったく行っていないのに同じような結論に達した、十字君主やえーつー君主がいることにはある意味感動しました。(全然違うよと言われたらすいません。)

コメント

nophoto
水無月
2013年3月26日23:13

全国大会お疲れ様でした。
LCさんが復帰してくれていてとても嬉しかったです。

そしてものすごくわかりやすい記事をありがとうございます!
群雄自体苦手な色なんですが、この記事を見させてもらって自分も元に組んでみようと思いました。
またこれからもよろしくお願いします!

nophoto
十字
2013年3月27日0:03

大会お疲れ様でした。
共感する部分とそういう考えもあるかという部分があり大変参考になりました。自分は対群雄の意識と馬騰があまり流行ってなく奇襲性と逆転性が高いと判断して馬騰を軸にしました。

ちなみに自分のレシピのPR鄒は間違ってないですよ。魏と群雄を意識して入れました。準決勝で場に出し、決勝で表国力として配備しました。

LC
2013年3月27日16:07

全国への道お疲れ様でした。
大将軍、覇者おめでとうございます。
今後も頑張っていきましょう。
LC

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